Mac用アウトライン・プロセッサーTreeです。
上位の項目に対して下位項目が右手側にぶら下がる形式で、ドキュメントを作成してゆくことができるテキストエディターです。

違うツールの話になりますが、みんな大好きマインドマップ系のツールが、タイトルや名称の取り扱いあるいはそれらのグラフィカルな表現に長けているのに対して、アウトラインプロセッサー(アウトライナー)ではどちらかというと文章・長文の扱いが前提になっていることと、それから上の図にあるとおりツリー図の規則性がシンプルで視認が楽チンであることに優位点があるとおもいます。
このアプリ「Tree」でも、文章の構造的取り回しがこの上なくシンプルに実現できます。シンプルさと見栄えの良さに脱帽です。

「Tree」ではツリー表示以外にリスト形式での表示が可能です。リスト表示を選択した場合の表示状態は上図の通りです。右へ右へと横長にレイアウトされてゆくツリー表示に対して、リスト表示では縦長が基本です。じゃあ普通の箇条書きかといえばそうではなく、自動的に付番がされたりします。そういう点で、作業が煩雑にならず、内容に集中することができます。

さて、アウトラインプロセッサーで編集したデータの保存形式ですが、Treeドキュメントファイルのほか、標準テキスト、リッチテキスト、OPMLと対応しています。作成データの汎用に期待できそうです。

巷ではアウトライナーといえばコレという製品がいくつか存在すると思います。MacであればOmniOutliner なんて製品がこれにあたるかとおもいます。そのほか、インスピレーションや MS Visio やもそうですね。それはそれで興味をそそられますが、なにぶん価格が高価です。それに見た感じ搭載機能が結構リッチ(複雑)そうです。機能が沢山ついていると、そりゃそれで便利だけど、ボクはその機能に振り回されがちな人間なので、あえてシンプル設計ぽい Tree を選択してみました。
大切なことはあくまで、頭の中の可視化ですからね。

「Tree」はアイデアプロセッサーとして、アウトラインプロセッサーとして、使い手次第でいかようにでも使うことができる道具だと思われます。ボクの知ってるWebディレクターはウェブサイトのツリー図に使ってたし、もしもアナタが管理部門なら法務関係の文書作りにも適しているかもしれません。言葉と文字で理詰めをする職業、たとえば情報設計者や編集者やコンサルタントなんて職業の人にとっても使えるシーンが多いんじゃないかなと思われます。


トニー・ブザン (著) ザ・マインドマップ